スポーツについて考えよう!

日々、発信されるスポーツの情報について考えよう

2021-01-01から1年間の記事一覧

東京オリンピック雑感 〜パラリンピックの価値〜

東京パラリンピックに至る道 9月5日夜、東京国立競技場では、パラリンピックの閉会式が行われて、2006年の2016年オリンピック招致から始まった15年にわたる壮大なプロジェクトが一応の終了を見ました。 2016年大会招致の失敗では、関係者の中でその要因のひ…

東京オリンピック雑感〜新型コロナと感染対策〜

世界的に深刻さを増す新型コロナ感染再拡大 9月から始まるサッカーの2022年カタールワールドカップのアジア最終予選では、本来中国国内で開催されるはずの中国ホームの日本戦が、カタールのドーハで開催されることが決まっています。新型コロナウイルスの感…

東京オリンピック雑感 〜メディア編〜

新型コロナウイルスの感染拡大により、オリンピック史上初めて、多くの競技が無観客で開催されることになり、選手の活躍は他国で開催されたオリンピック同様にテレビなどの映像を通して観戦することになりました。筆者もせっかくの機会なので、できるだけ多…

東京オリンピック雑感 〜競技編〜

秀逸の結果のひとつは女子バスケの準優勝 今回の東京オリンピックで、史上最多の金メダルを獲得した日本は、多くの選手やチームの活躍を見ることができましたが、一番のセンセーショナルな結果は、女子バスケットボールの準優勝ではないでしょうか。全てのメ…

東京オリンピックは安全安心から経済優先の転換装置になるはずだったのでは?

無観客開催と有観客開催の判断に違いはどこにあるのか 7月9日、東京オリンピックの東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の無観客での開催が発表されました。前日に決定された東京都の緊急事態宣言の発布と3県のまん延防止等重点阻止の延長の決定を受けてのもの…

雨に翻弄された女子ゴルフと混乱する中継

雨に翻弄された女子ゴルフトーナメント 7月1日から4日まで開催された女子ゴルフトーナメント、資生堂レディスオープンは、2017年、2019年に賞金女王だった鈴木愛選手が、2年ぶりの優勝を飾りました。 この試合が開催された戸塚カントリー倶楽部のある横浜市…

日米の野球の差は質の違いなのか?

MLBで活躍する大谷翔平選手への注目が集まっている 大谷翔平選手が高校時代から目指していたピッチャーとバッターで活躍する二刀流で、アメリカ人なら誰でも知っているだろうMLBのレジェンド、ベーブ・ルースを彷彿とする活躍を見せて、日本だけでなくアメリ…

東京オリンピック、パラリンピックのリスクと意義を考える

いよいよ、7月23日に開幕する東京オリンピック、パラリンピックまで1ヶ月を切りました。 新型コロナウイルスの感染が終息しない中での開催に、多くの世論調査で中止や再延期を望む声が過半数を超え、国内外の専門家からは中止を求める多くの声が発せられる…

日本代表の記録的大勝に見る日本のスポーツの文化性

日本のサッカーの成長がハードスケジュールを可能にした 来年のカタールワールドカップに向けた、日本代表のアジア二次予選の戦いが6月15日のキルギス戦で終わりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、イレギュラーな日程や方式での開催となりました…

空手道日本代表・植草歩による恩師のパワハラ告発を考える

植草選手の恩師香川氏告発の経緯 3月24日、空手組手女子のオリンピック候補の植草歩選手が、帝京大学時代からの恩師で、卒業後も帝京大学を拠点に活動し指導を受けている全日本空手道連盟強化委員長(前)の香川政男氏から、練習中に竹刀を使った指導によっ…

なぜ人々はアスリートにオリンピック辞退を求めるのか?

アスリートに行動を求めるメッセージは否か? 池江璃花子選手をはじめオリンピックに出場が予定されているアスリートをターゲットに、オリンピックの出場辞退を求める声がSNSを中心にあがっていて、SNSを通してアスリートたちに直接メッセージを送る人もいる…

池江璃花子選手が突きつけたスポーツは才能だという現実

白血病発病からわずか2年余りで五輪出場を内定した池江璃花子選手 4月4日、東京オリンピックの出場権をかけた水泳の日本選手権の女子バタフライ100mの決勝で、白血病からの復活を目指した池江璃花子選手が優勝。記録は個人としての派遣記録には及ばなかった…

「聖火リレーはナチスの人種差別政策のプロパガンダ」というNBCの記事

東京オリンピックの聖火リレーが始まった 3月25日、東京オリンピックの聖火リレーが、東日本大震災で福島第一原発の対応の最前線基地として使用されていたJヴィレッジから、1年遅れでスタートしました。 映像から伝わるタレントや元アスリートの表情を見てい…

大坂なおみと日本の子供とジェンダーギャップ

大坂なおみのジェンダーギャップ解消のためのプロジェクト ナイキのオフィシャルサイトに次のようなページを見つけました。多様性の理解や平等についてのメッセージを発信し続けている、プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手の活動とコラボしたナイキのペー…

大相撲力士の怪我からの復帰を考える〜白鵬休場を受けて〜

白鵬休場の影響 3月14日から開催されている大相撲春場所の3日目、5場所ぶりに出場して前日まで2連勝だった横綱白鵬の休場が突然発表されました。「右膝蓋大腿関節軟骨損傷、関節水腫で手術加療を要する。術後、約2か月のリハビリテーション加療を要する見…

新型コロナが問いかける東京オリンピック開催の価値

ワクチン提供でオリンピック、パラリンピックの安全確保を公平性を目指す 日本時間の3月12日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、この日行われていたIOCの総会で、東京大会と来年開催予定の北京冬季大会に参加する選手や関係者の中で希…

本当に日本のサッカーは世界から遅れているのか?

酒井高徳や内田篤人が語る世界と日本の差 気になる記事を見つけました。 酒井高徳「日本サッカーは世界のサッカーと全く違う」【NEWS PICKS】 酒井高徳選手は、言葉を慎重に選んではいるようですが、結局Jリーグのサッカーはヨーロッパのサッカーに比べて劣…

大坂なおみと橋本会長とジェンダーギャップ

組織委員会の女性理事の増員は事前の既定路線 3月3日、東京オリンピック、パラリンピック組織委員会は、12名の新しい女性理事の就任を発表しました。これによって、これまで5人だった女性理事の数が一気に17名に増え、理事全員に占める女性の比率が22%から4…

組織委員会 森会長の辞任が意味すること【2月16日加筆】

政府関係者、組織委員会の多くが森氏が追い込まれるとは思っていなかった 東京で2度目となる夏季オリンピックの開催が、新型コロナウイルスの感染拡大によって1年延期され、その後も日本だけでなく世界での感染拡大に歯止めはかからず、今年7月に予定される…

ラグビー・トップリーグの新型コロナ対応を考える

トップリーグの新型コロナウイルス感染は多いのか少ないのか ラグビー・トップリーグは1月14日、19日に予定されていたトップリーグの開幕延期を発表しました。理由は8チーム合わせて62人の選手・スタッフ(その後68名に修正)の新型コロナウイルスの感染が…

ヴェルディの経営権変更について考えてみた

経営危機のヴェルディをゼビオが買収 昨年12月25日、Jリーグクラブ・東京ヴェルディ1969の筆頭株主の変更による経営権の変更と代表取締役の変更が発表されました。多年にわたる経営難に加え、新型コロナ感染拡大による大幅な減収が直接的な原因で5億円を…

今年の箱根駅伝をTV観戦した雑感

劇的な逆転劇は当たり前の結果だったのかもしれない 正月の恒例行事ともなっている箱根駅伝が今年も行われ、往路では多くの人にとって予想外だった創価大学が1位で箱根芦ノ湖のゴールテープを切り、復路でも、同大学の各ランナーが好タイムで走り続け、最終…